Galaxy S9シリーズが伸び悩む、サムスン電子のスマホ事業は減収減益
- 2018年07月31日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は2018年第2四半期の業績を発表した。
連結売上高は前年同期比4%減の58兆4,800億韓国ウォン(約5兆8,026億円)、営業利益は前年同期比6%増の14兆8,700億韓国ウォン(約1兆4,754億円)となった。
前年同期比で減収を記録したが、減収の要因としてはスマートフォンおよびディスプレイの販売減少を挙げている。
無線事業やネットワーク事業などを手掛けるIM (IT&Mobile Communications)部門は売上高が前年同期比20%減の24兆韓国ウォン(約2兆3,809億円)、営業利益が前年同期比34%減の2兆6,700億韓国ウォン(約2,649億円)となった。
IM部門は前年同期比で減収減益を記録した。
スマートフォンを含めた無線事業で伸び悩み、プレミアムスマートフォン市場の成長が停滞し、また業界の競争が激化したため、プレミアムスマートフォンとして展開するSamsung Galaxy S9およびSamsung Galaxy S9+の販売が減少したという。
また、プレミアムスマートフォンの販売減少のほか、スマートフォンのマーケティング活動の強化に伴うコストが増加しており、これらが減収減益の主要な要因となった。
ネットワーク事業では韓国国外の主要な取引先のLTEネットワークの投資拡大で業績は向上したが、無線事業の不振を補完できるほどではなかった。
2018年下半期については、無線事業では最高の性能を備えたSamsung Galaxy Noteシリーズの新機種を早期に合理的な価格で発売し、中低価格帯のスマートフォンにも最新の技術を適用して競争力の強化と販売拡大に集中するという。
ネットワーク事業では商用化が迫る第5世代移動通信システム(5G)に向けて、主要な取引先を対象に5G商用ソリューションの供給を推進し、先導的な立場を確保するため投資を拡大する方針と案内している。
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