韓国の携帯電話事業者3社、12月1日に5Gを世界初の商用化へ
- 2018年09月03日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecom、KT、LG Uplus (LG U+)は2018年12月1日に第5世代移動通信システム(5G)を商用化する方針を固めたことが韓国メディアの報道で分かった。
電波法に基づき5Gの電波送出が認められる最初の日が2018年12月1日であり、それに合わせて5Gを一斉に商用化する方針という。
まずは韓国の首都・ソウル特別市および首都圏において、3.5GHz帯で5Gネットワークを構築する計画である。
通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用し、LTE方式と連携するノンスタンドアローン(NSA)に準拠する。
5Gに対応した最初の商用端末としてはモバイル無線LANルータを投入し、当然ながら一般消費者も5Gを利用できる。
カタールやレソトでは一部の移動体通信事業者が固定通信向けに5Gを導入し、一部の企業顧客向けに限定的にサービスの提供を開始して商用化と称しているが、国際市場における商用化の基準は端末、ネットワーク、プランの3つの要素を満たすこととされており、韓国ではこれらの要素を満たせる見込みで、GSM Association (GSMA)は韓国を世界初の5Gの商用化として認める可能性が高いという。
また、韓国政府では固定向けではなく移動体通信向けに商用化することを5Gの商用化の基準と認識しており、その基準も満たせる模様である。
当初は5Gの商用化を2019年3月と案内していたが、韓国で世界初を実現すべく前倒ししたと思われる。
韓国の政府機関で電気通信分野の規制を担う科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)は5Gの商用化を記念したイベントとしてコリア5Gデーを開催する予定で、コリア5Gデーは2018年12月1日になる公算が大きいという。
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