Nokia、米中貿易摩擦は5Gの普及に悪影響と警告
- 2018年09月08日
- 海外携帯電話
フィンランドのNokiaは米中貿易摩擦の激化について第5世代移動通信システム(5G)の普及に悪影響を及ぼすと懸念を表明した。
Nokiaは米国の政府機関で電気通信分野などの規制を担う連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)に対して、懸念を表明する文書を提出している。
連邦通信委員会はNokiaが提出した文書を公表しており、Nokiaは特に米国政府が中国製品に対して課す関税の引き上げに関して懸念しているという。
米国政府が関税を引き上げる対象とする品目には5Gの通信設備に必要不可欠な幅広いコンポーネントが含まれている。
関税の引き上げの対象から5Gの通信設備に必要不可欠な幅広いコンポーネントを除外しない限り、米国では5Gの通信設備のコストを余分に数億ドルも上昇させて、5Gの普及の障壁になると主張した。
これまでに、米国のAppleが米中貿易摩擦の激化によって製品価格の上昇を招く恐れを指摘するなど、米中貿易摩擦は米国の電気通信分野で広範に影響を与える可能性がある。
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