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フィンランドで5G向け周波数オークションが終了、3社が3.5GHz帯を取得



フィンランドの政府機関で電気通信分野の規制を司るフィンランド通信規制庁(Finnish Communications Regulatory Authority:Viestintavirasto)は移動体通信向けの周波数オークションを終了した。

移動体通信向けに3.5GHz帯を割当する周波数オークションとなり、3.5GHz帯は第5世代移動通信システム(5G)での利用を想定している。

対象の周波数範囲は3410.0~3800.0 MHzの390MHz幅である。

入札の結果、フィンランドの既存の移動体通信事業者(MNO)であるTelia Finland、Elisa、DNAが3.5GHz帯の落札に成功した。

具体的にはTelia Finlandが3410.0~3540.0 MHzの130MHz幅、Elisaが3540.0~3670.0 MHzの130MHz幅、DNAが3670.0~3800.0 MHzの130MHz幅となっている。

落札額はTelia Finlandが30,258,000ユーロ(約40億円)、Elisaが26,347,000ユーロ(約35億円)、DNAが最低入札額の21,000,000ユーロ(約28億円)である。

5Gとして標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)が5Gの要求条件を満たすために規定したNR方式を導入する場合、NR Bandはn77またはn78を採用する見込み。

フィンランドではTelia FinlandやElisaが3.5GHz帯の取得を想定して3.5GHz帯の5Gに対応した基地局の設置を進めており、試験用として一時的に利用許可を得た3.5GHz帯で試験を実施してきた。

3.5GHz帯の正式な取得に伴い、設置済みの5Gの基地局を商用で利用可能となるため、早期の5Gの商用化に向けて準備を加速すると思われる。

フィンランド政府

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