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フィリピンの携帯電話事業者の新規参入、最終的なスケジュールを公開



フィリピンの政府機関で電気通信分野の規制を司る情報通信技術省(Department of Information and Communications Technology:DICT)および情報通信技術省の付属機関で周波数の割当などを担う国家電気通信委員会(National Telecommunications Commission:NTC)はNew Major Player (NMP)の選定に係るスケジュールを公開した。

New Major Playerは既存の総合的な電気通信事業者であるPLDTおよびGlobe Telecomと競合する第3の総合的な電気通信事業者となる。

入札までのスケジュールを確定しており、2018年10月6日より覚書回覧を有効とし、2018年10月7日に入札の招待を発行、2018年10月8日に選定書類を発行、2018年10月15日に選定前の説明会とフロームAトレーニングの実施、2018年10月22日に質問の提出を締切、2018年11月2日に質問の回答を締切、2018年11月7日に入札を開始する。

入札への参加に関心がある場合、入札の招待を発行する2018年10月7日に国家電気通信委員会の中央事務所において入札書類を100万フィリピンペソ(約210万円)で購入する必要がある。

New Major Playerとして選定された場合、移動体通信事業を含めた総合的な電気通信事業者となるが、基本的にはPLDTやGlobe Telecomと同様に移動体通信事業が中心となる見込み。

参考までに2018年前半の連結売上高で移動体通信事業の占有率はPLDTが55%、Globe Telecomが71%に達する。

New Major Playerに割当する周波数も公開しており、700MHz帯が738.0~748.0 MHzおよび793.0~803.0 MHz、2.0GHz帯が2010.0~2025.0 MHz、2.1GHz帯が1955.0~1970.0 MHzおよび2145.0~2160.0 MHz、2.5GHz帯が2535.0~2555.0 MHz、3.3GHz帯が3300.0~3400.0 MHz、3.5GHz帯が3480.0~3520.0 MHzとなる。

また、国家電気通信委員会がBayan Telecommunicationsに割当した周波数は回収を巡り控訴裁判所で係争中と説明しており、国家電気通信委員会が回収に成功すれば2.1GHz帯の1970.0~1980.0 MHzおよび2160.0~2170.0 MHzもNew Major Playerに割当するため、2.1GHz帯では連続した1955.0~1980.0 MHzおよび2145.0~2170.0 MHzを保有できる可能性がある。

情報通信技術省

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