ソフトバンクグループなどがアフリカで携帯電話事業を手掛けるAirtel Africaに出資へ
- 2018年10月24日
- SoftBank-総合
インドのBharti Airtelは同社の子会社でアフリカにおける移動体通信事業を担う英国のAirtel Africaが6社の投資家より資金調達すると発表した。
Airtel Africaは6社の投資家と新株発行を通じて12億5,000万米ドル(約1,407億円)の出資を受け入れることで合意したという。
6社の投資家にはシンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)、シンガポールのTemasek Holdings、米国のWarburg Pincus、SoftBank Groupの全額出資子会社であるSoftBank Group Internationalが含まれている。
Singapore Telecommunicationsは2億5,000万米ドル(約281億円)を出資することが分かっている。
Airtel Africaは資金調達によって既存債務を20%ほど削減するほか、計画中の新規株式公開(IPO)に先立ち事業拡大のために費やす。
アフリカではチャド、コンゴ共和国(コンゴ・ブラザビル)、コンゴ民主共和国(コンゴ・キンシャサ)、ガボン、ケニア、マダガスカル、マラウイ、ニジェール、ナイジェリア、ルワンダ、セイシェル、タンザニア、ウガンダ、ザンビアの14ヶ国で移動体通信事業を手掛けており、このうち加入件数では大半の市場で上位2社に入る。
加入件数の合計は9,100万件に達し、アフリカにおける電気通信事業者グループとしては2位の規模となる。
移動体通信事業の音声通話やデータ通信に加えて、モバイルマネーであるAirtel Moneyの業績も堅調に推移しており、さらなる各事業の成長が期待されている。
デジタルと金融の包括的な取り組みによってアフリカにおける主導的な地位の確立を目指す。
なお、取引に既存の株主による株式の売却は含まれていない。
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