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タイのdtac TriNetが周波数オークションで900MHz帯を取得



タイの移動体通信事業者(MNO)であるdtac TriNet (DTN)は周波数オークションを通じて900MHz帯を取得したことが分かった。

タイの政府機関で電気通信分野の規制を担う国家放送通信委員会(National Broadcasting Telecommunications Commission:NBTC)は2018年10月28日に900MHz帯の周波数オークションを開催し、dtac TriNetが900MHz帯の落札に成功したという。

dtac TriNetは周波数オークションで唯一の参加者となり、900MHz帯の5MHz幅*2を380億6,000タイバーツ(約1,289億円)で取得した。

具体的な周波数範囲は890.0~895.0 MHzおよび935.0~940.0 MHzの5MHz幅*2である。

国家放送通信委員会が理事会で周波数オークションの結果を承認し、dtac TriNetの900MHz帯のライセンスを付与すれば、移動体通信サービスで900MHz帯の利用が可能となる。

当初は2018年8月18日に900MHz帯の周波数オークションを開催すると発表したが、参加申請がなく中止を余儀なくされた。

条件を変更して2018年10月20日に開催する方針に改めたが、参加申請の締切を延長したことなどで最終的に2018年10月28日となった。

タイでは900MHz帯の周波数オークションは2018年最後の移動体通信向け周波数オークションとなり、国家放送通信委員会は2019年に移動体通信向けに1.8GHz帯の再割当と2.6GHz帯の新規割当を行うための周波数オークションを実施する計画という。

なお、dtac TriNetはTotal Access Communicationの子会社で、Total Access Communicationによる出資比率は99.99%となっている。

dtac

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