LGディスプレイがiPhone向け有機ELを量産開始へ、サムスンDの独占崩壊
- 2018年11月07日
- その他モバイル端末
韓国のLG Displayは2018年11月より米国のAppleが展開するiPhone向けとなる有機ELパネルの量産を開始することが韓国メディアの報道で分かった。
LG Displayは2018年11月末よりiPhone向け有機ELパネルの量産を本格化するという。
iPhone向け有機ELパネルの量産に先立ち、2018年10月には有機ELパネルの量産に必要な部材を発注したことも伝えられている。
京畿道坡州市にある有機ELパネル生産ラインのE6でiPhone向け有機ELパネルを量産し、2018年12月中旬頃から納入を開始する。
2018年中に供給するiPhone向け有機ELパネルは約40万枚の規模になるという。
iPhone向け有機ELパネルは韓国のSamsung Displayが独占していたが、LG DisplayがiPhone向け有機ELパネルのサプライヤに加わるため、Samsung Displayの独占状態が終了することになる。
2017年にLG Displayの副会長は記者に対して「来年(2018年)はAppleに少量でも有機ELパネルを供給することが目標」と話したことが分かっており、間もなくその目標を達成することになりそうである。
Appleは有機ELパネルの品質基準が厳しいとされており、LG DisplayはiPhone向け有機ELパネルのサプライヤに加わることで厳しい品質基準を満たしたとして、ほかの顧客からの受注も含めてスマートフォン向け有機ELパネル事業の拡大を期待できる。
また、AppleとしてはSamsung Displayへの依存度を下げる狙いもあると思われる。
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