フィリピンのMislatel、第3の携帯電話事業者に一歩前進
- 2018年11月17日
- 海外携帯電話
フィリピンのMindanao Islamic Telephone Company (Mislatel)はフィリピンにおける第3の総合的な電気通信事業者に向けて前進したことがフィリピンメディアの報道で分かった。
フィリピンの政府機関で電気通信分野の規制を司る情報通信技術省(Department of Information and Communications Technology:DICT)の付属機関である国家電気通信委員会(National Telecommunications Commission:NTC)はNew Major Player (NMP)の選定を実施している。
New Major Playerは既存の総合的な電気通信事業者であるPLDTおよびGlobe Telecomと競合する第3の総合的な電気通信事業者となり、New Major Playerとして選定された場合は移動体通信事業を含めた総合的な電気通信事業者となるが、基本的にはPLDTやGlobe Telecomと同様に移動体通信事業が中心となる見込み。
2018年11月7日にNew Major Playerの選定に係る入札書類の提出を受け付け、Mindanao Islamic Telephone Company、Sear Telecom、Philippine Telegraph and Telephone Corporation (PT&T)が入札書類を提出した。
入札書類の審査でSear Telecomは入札参加保証金の7億フィリピンペソ(約15億円)が含まれておらず失格となり、Philippine Telegraph and Telephone Corporationは技術的能力の証明が含まれておらず失格となり、Mindanao Islamic Telephone Companyのみが審査を通過できた。
Sear TelecomとPhilippine Telegraph and Telephone Corporationは再審査を要求したが、国家電気通信委員会の判定は覆らず、またMindanao Islamic Telephone Companyのみが次の過程に進むことが明らかにされた。
これにより、Mindanao Islamic Telephone CompanyはNew Major Playerとして正式な選定に向けて前進したことになる。
なお、Mindanao Islamic Telephone Companyへの出資比率はフィリピンのISM Communications Corporationが35%、フィリピンのChelsea Logistics Holdingsが25%、中国のChina Telecommunications (中国電信集団)が40%となる模様である。
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