東京都足立区でアイテック阪急阪神が地域BWAの高度化方式を導入へ
- 2018年11月25日
- Regional BWA
Hankyu Hanshin Holdings (阪急阪神ホールディングス)の子会社で大阪府のITEC Hankyu Hanshin (アイテック阪急阪神)は東京都足立区で地域広帯域移動無線アクセスシステム(以下、地域BWA)の高度化方式を導入することが分かった。
ITEC Hankyu Hanshinは2018年11月22日付けで足立区と「地域BWAの整備及びまちづくりに関する協定」を締結したという。
締結した協定に基づき、ITEC Hankyu Hanshinは足立区で地域BWAの整備を実施し、防犯カメラシステムや無料の無線LANスポットの回線を提供する。
また、学童や高齢者の見守りサービスや災害時などの情報伝達の手段としての活用も検討を進め、足立区の安全、安心、快適を支えると表明している。
通信方式は地域BWAの高度化方式としてTD-LTE方式と高い互換性を確保したAXGP方式となる見込みで、通信速度は下り最大220Mbps/上り最大10Mbpsと思われる。
Hankyu Hanshin Holdingsのグループ企業としてはHanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング:HCE)とBay Communicationsが大阪府と兵庫県、Himeji Cable TV (姫路ケーブルテレビ)が兵庫県で地域BWAの高度化方式を導入済みである。
Hanshin Cable Engineeringはコア設備を保有しており、Bay CommunicationsやHimeji Cable TVもHanshin Cable Engineeringのコア設備を利用することから、ITEC Hankyu HanshinもHanshin Cable Engineeringのコア設備を利用する見込み。
なお、ITEC Hankyu Hanshinは大阪府大阪市福島区に本社を置く企業で、主な事業内容は社会システム事業、インターネット事業、医療システム事業、ソリューション事業、システム開発受託事業、技術サービス事業となっている。
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