Airspanの子会社Dense Airがニュージーランドで周波数を取得、キャリアのキャリアを目指す
- 2018年11月27日
- 海外携帯電話
米国のAirspan Networksの子会社で英国のDense Airはニュージーランドで2.5GHz帯および2.6GHz帯の周波数を取得したと発表した。
ニュージーランドでBlue ReachとCayman Wirelessより2.5GHz帯および2.6GHz帯の周波数の取得を完了したという。
Dense Airが取得した帯域幅は合計で70MHz幅となる。
2.5GHz帯は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)が規定したBand 41、2.6GHz帯はBand 7に該当する。
第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)を導入する方針で、LTE方式とNR方式の採用を明確化している。
carrier of carrierとして動作すると表明しており、既存の移動体通信事業者(MNO)とは競合せずに、既存の移動体通信事業者に対する卸売専業の移動体通信事業者として機能する。
Dense Airは2019年に商用化する計画で、carrier of carrierとして事業を展開することで、既存の移動体通信事業者が提供するモバイルネットワークのカバレッジの拡大とキャパシティの増強を実現できるという。
なお、Dense Airと同様に卸売専業の移動体通信事業者としてはベラルーシ、ルワンダ、メキシコで導入の事例がある。
既存の移動体通信事業者は移動体通信事業者である仮想移動体通信事業者(MVNO)として動作することになり、設備投資を抑えて都市部ではキャパシティの増強、農村部ではカバレッジの拡大を図れるほか、仮想移動体通信事業者としての新規参入の障壁を下げる狙いもあるとされている。
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