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日本における2018年Q3の携帯電話出荷シェアが判明



調査会社のIDC Japanは日本における2018年第3四半期の携帯電話の出荷台数に関する調査結果を公表した。

携帯電話の出荷台数は前年同期比6.1%増の745万台となった。

スマートフォンの出荷台数は前年同期比5.6%増の732万台で、携帯電話のうちスマートフォンは98.3%を占めた。

従来型携帯電話は13万台にとどまり、すべて機能に制限が設けられた子供向けの機種で、通常の従来型携帯電話は出荷がなしという。

また、メーカーおよびブランド別の占有率も判明している。

スマートフォンや従来型携帯電話を含めた携帯電話全体の出荷台数では1位が米国のAppleで占有率は47.4%、2位がSHARPで11.9%、3位がFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIES (富士通コネクテッドテクノロジーズ:FCNT)で10.0%、4位がSony Mobile Communicationsで7.8%、5位がKYOCERA (京セラ)で7.2%、その他のメーカーおよびブランドが15.8%である。

スマートフォンに限定した出荷台数では1位がAppleで48.3%、2位がSHARPで12.1%、3位がFUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIESで9.0%、4位がSony Mobile Communicationsで7.9%、5位がKYOCERAで7.3%、その他のメーカーおよびブランドが15.4%となった。

なお、OSにAndroidを採用した折り畳み式の携帯端末はスマートフォンとして集計しているという。

依然として日本ではAppleが圧倒的な強さを維持している。

Appleは2018年第3四半期は2018年9月に新機種を発売したことで、出荷台数は前年同期比27.5%増を記録した。

SHARPのスマートフォンはミッドレンジからハイエンドまで幅広く好調を維持し、FUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIESはらくらくスマートフォンのシリーズが好調とされている。

特にSHARPはハイエンドよりミッドレンジのスマートフォンの販売が好調で、性別や年齢を問わず一定の支持を得ている模様である。

出荷台数ではSHARPが前年同期比7.4%増、FUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIESが前年同期比6.9%増と前年同期比で増加を記録したが、Sony Mobile Communicationsは前年同期比30.7%減、KYOCERAは前年同期比31.6%減と出荷台数を減らした。

Sony Moile Communicationsは世界の多くの国と地域でスマートフォンを販売しているが、日本を含めて世界的にスマートフォンの販売不振が続いており、スマートフォン事業は赤字を記録するなど低迷している。


IDC Japan

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