韓国でWiBroを終了、12年の歴史に幕
- 2019年01月01日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK TelecomおよびKTは2018年12月31日をもってWiBroの提供を終了した。
SK Telecomは2018年12月31日をもってWiBroの提供を終了しており、2019年1月1日の0時(韓国標準時)からはWiBroの加入者には利用停止と非課金の処理を行う。
KTは段階的にWiBroを終了しており、2018年12月16日の10時(同)より韓国の首都・ソウル特別市を皮切りに停波作業を順次実施してきた。
2018年12月31日には韓国全土で停波作業を完了し、それをもってWiBroの提供を完全に終了した。
WiBroの加入者には停波作業を開始した時点で非課金の処理を行った。
なお、WiBroは韓国電子通信研究院(Electronics and Telecommunications Research Institute:ETRI)が主導してWiMAXをベースに研究開発を進めた。
2006年にSK TelecomおよびKTがWiBroを商用化しており、12年間にわたりWiBroを提供してきた。
WiBroでは2.3GHz帯の周波数を利用し、2019年3月にはWiBro向けに割当された周波数の有効期限が満期を迎える。
SK TelecomおよびKTはWiBroの加入者に対してLTEへの移行を促進しており、端末の無償提供や特別な料金プランの提供などLTEへ移行するための支援措置を講じている。
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