Xiaomi Malaysia、Black Sharkのマレーシア参入について声明
- 2019年03月21日
- Android関連
中国を拠点とする英領ケイマン諸島のXiaomi Corporation (小米集団)のマレーシア法人であるXiaomi MalaysiaはBlack Shark (黒鯊)ブランドのマレーシアへの参入について声明を発表した。
マレーシアでは複数のメディアがXiaomi MalaysiaはマレーシアでBlack Sharkブランドのスマートフォンを発売する予定と伝えている。
マレーシアメディアの報道を受けて、Xiaomi MalaysiaはBlack Sharkブランドのスマートフォンについて説明している。
Xiaomi MalaysiaおよびXiaomi Malaysiaの公式ディストリビュータであるEra International Network (EIN)はBlack Sharkブランドのスマートフォンに関与していないという。
Xiaomi Malaysiaの公式販売店であるMi StoreおよびMi ZoneではBlack Sharkブランドのスマートフォンを販売しておらず、アフターサービスのリソースもXiaomi Malaysiaと共有していないため、Xiaomi Malaysiaの公式販売店でBlack Sharkブランドのスマートフォンのアフターサービスを提供することはできないと明確化した。
Black Sharkブランドは中国のXiaomi Technology (小米科技)の投資先のひとつであはあるが、Xiaomi TechnologyおよびXiaomi Corporationより独立性を維持して運営している。
ただ、中国ではBlack Sharkブランドのスマートフォンの販売において、Xiaomi Corporationの子会社で中国の事業会社であるXiaomi Communications (小米通訊技術)の販路を活用しているため、XiaomiブランドとBlack Sharkブランドが一体運営されていると誤解を招く可能性がある。
Black Sharkブランドは中国のBLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG) (南昌黒鯊科技)が展開しており、Xiaomi Technologyの完全子会社でベンチャーキャピタル部門であるTianjin Jinxing Investment (天津金星創業投資)を通じて出資する。
BLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG)に対するXiaomi Technologyの持分比率は約46.4%で、Xiaomi TechnologyはBLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG)の筆頭株主ではあるが、経営権すら保有していない。
なお、Xiaomi TechnologyはContractual Arrangementsに基づいてXiaomi Communicationsと協力しており、直接的な資本関係は持たない。
Xiaomi Malaysiaはシンガポール法人のXiaomi Singaporeを通じて、Xiaomi Communicationsは香港特別行政区法人のXiaomi H.K. (小米香港)を通じてXiaomi Corporationが完全所有する。
BLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG)はXiaomi Technologyの系列企業で、Xiaomi TechnologyやXiaomi Corporationと協力は行っているが、Xiaomi TechnologyやXiaomi Corporationが経営権を保有するわけではなく、独立性は維持されていると認識しておいた方がよさそうである。
複数のマレーシアメディアの報道によると、マレーシアでは2019年4月1日にBlack Shark 2を発表する見込み。
そういえば、某展示会の某社ブースでBlack SharkブランドのスマートフォンをXiaomi Blacksharkとして展示していたが、このような表現は誤解を与える可能性があり、あまり適切ではないと考える。
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