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mixi傘下のratel、ソフトバンク回線でMVNOを検討か



mixiの子会社と思われるratelはSoftBankのネットワークを利用して仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信サービスの開始を検討していたもしくは準備中の可能性が浮上した。

一部のスマートフォンにSoftBankのSIMカードを挿入すると、プリセットされたAPN設定の一覧にSoftBankが展開するSoftBankブランドやY!mobileブランドのAPN設定に加えて、ratelのAPN設定が表示されることが分かった。

ratelのAPN設定は名前がRATEL、APNがratel.comで入っている。

これまで、複数のスマートフォンでSoftBankのSIMカードを試したが、ratelのAPN設定がプリセットされたスマートフォンは初めてである。

OSがAndroid 9 Pie Versionで発売時期が2019年3月と、OSも発売時期も新しいスマートフォンでratelのAPN設定を確認したが、いつのタイミングでratelのAPN設定がプリセットに追加されたかは確認できていない。

ratelはmixiの子会社と思われる。

mixiが開発を手掛けたゲーミングスマートフォンとしてRATEL CELL (R1020)が存在し、日本の認証を含めた複数の認証機関を通過した。

複数の認証機関で公開された情報から、mixiは子会社としてratelを設立し、ratelを通じてRATEL CELL (R1020)を展開すると推定していた。

APNのratel.comのドメイン情報を確認すると、ドメイン登録組織はmixiで、ドメイン管理組織はratelであり、RATEL CELL (R1020)を展開すると推定したratelと同一企業と分かる。

一連の情報から、ratelはスマートフォンと携帯通信サービスをセットで提供することを過去に検討していたまたは準備中の可能性が考えられる。

ただ、RATEL CELL (R1020)またはRATEL CELL (R1020)と同一と思われるスマートフォンが最初に認証機関に登場した時期は2018年1月で、それから1年以上が経過しても製品化されていない点は気になるところである。

米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)では外観など一部の情報は一定の非公開期間を設けることができる。

発表前にFCCの認証を取得した場合、一部の情報は非公開に設定し、発表後に非公開に設定された情報が公開されることが多い。

RATEL CELL (R1020)も例外ではなかったが、正式に発表されることなく非公開期間の満了を迎え、外観など製品情報が一般に公開された。

認証機関などでの動きは半年以上も途絶えており、RATEL CELL (R1020)の発売は断念した可能性もあると推測している。

ratelの携帯通信サービスの進捗状況も不明で、しばらく様子見したいと思う。

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