中国移動が2019年Q1の業績を発表、加入件数は9.3億件に
- 2019年05月06日
- 海外携帯電話
中国の国有企業で同国を拠点に移動体通信事業などを展開する香港特別行政区のChina Mobile (中国移動)は2019年第1四半期の業績を発表した。
2019年第1四半期の連結売上高は前年同期比0.3%減の1,850億人民元(約3兆675億円)、EBITDAは前年同期比4.4%増の727億人民元(約1兆2,054億円)、EBITDAマージンは前年同期比1.7ポイント増の39.3%、株主に帰属する純利益は前年同期比8.3%減の237億人民元(約3,930億円)となった。
前年同期比で減収減益を記録したことになる。
電気通信サービスの売上高は前年同期比0.5%減の1,659億人民元(約2兆7,508億円)で、連結売上高のうち89.7%を占めており、China Mobileにとって電気通信事業が最大の事業となっている。
2019年第1四半期末時点の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は9億3,139万3,000件となった。
また、移動体通信サービスの加入件数のうち第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を利用できる4G契約は7億2,331万9,000件に達した。
移動体通信サービスの加入件数のうち4G契約の加入率は77.7%となる。
2019年第1四半期の利用実績はデータ通信が前年同期比5.5%増の137.2億GB、SMSが前年同期比6.9%減の1,662億件、音声通話が前年同期比5.8%減の7,904億分となった。
データ通信の需要は増大傾向が続いているが、その勢いは鈍化傾向にある。
また、データ通信の需要の増大が続いた一方で、SMSおよび音声通話の需要は減少している。
2019年第1四半期における人民元(RMB)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比10.8%増の50.3人民元(約834円)となった。
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