フィリピンのPLDTが2019年Q1の業績を発表
- 2019年05月13日
- 海外携帯電話
フィリピンのPLDTは2019年第1四半期の業績を発表した。
2019年第1四半期の連結売上高は前年同期比2%増の414億3,300万フィリピンペソ(約870億円)、EBITDAは前年同期比20%減の198億4,700万フィリピンペソ(約417億円)、EBITDAマージンは前年同期比6ポイント増の50%、純利益は前年同期比3%減の67億2,300万フィリピンペソ(約141億円)となった。
前年同期比で増収減益を記録したことになる。
無線通信事業の売上高は224億8,900万フィリピンペソ(約472億円)で、連結売上高のうち54%を無線通信事業が占めており、PLDTにとって最大の事業が無線通信事業となっている。
無線通信事業はPLDTのほか、PLDTの子会社であるSmart CommunicationsおよびDigitel Mobile Philippinesが手掛けている。
Smart CommunicationsはPLDTの完全子会社で、Digitel Mobile PhilippinesはPLDTによる出資比率が99.6%のDigital Telecommunications Philippines (Digitel)の完全子会社である。
PLDTブランドの固定通信向け無線通信事業はPLDT、SmartブランドとTNTブランドのすべての契約種別およびSunブランドのポストペイド契約はSmart Communications、Sunブランドのプリペイド契約はDigitel Mobile Philippinesが担当する。
2019年第1四半期末時点の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数はSmartブランドのポストペイド契約が前年同期比4%増の1,464,873件、Smartブランドのプリペイド契約が前年同期比9%増の22,011,859件、Smartブランドの合計が前年同期比9%増の23,476,732件、TNTブランドはプリペイド契約のみで前年同期比15%増の33,531,651件、Sunブランドのポストペイド契約が前年同期比14%減の898,816件、Sunブランドのプリペイド契約が前年同期比3%減の6,041,687件、Sunブランドの合計が前年同期比5%減の6,940,503件となった。
Smartブランド、TNTブランド、Sunブランドを合計した加入件数は前年同期比10%増の63,948,886件となっている。
PLDTブランドの固定通信向け無線通信サービスの加入件数は前年同期比11%減の197,977件である。
2019年第1四半期のフィリピンペソ(PHP)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はSmartブランドのポストペイド契約が807フィリピンペソ(約1,695円)、Smartブランドのプリペイド契約が131フィリピンペソ(約275円)、TNTブランドのプリペイド契約が74フィリピンペソ(約155円)、Sunブランドのポストペイド契約が425フィリピンペソ(約893円)、Sunブランドのプリペイド契約が85フィリピンペソ(約179円)、PLDTブランドの固定通信向け無線通信サービスが859フィリピンペソ(約1,804円)となった。
PLDTにはNTT DOCOMOが資本参加しており、NTT DOCOMOによる持分比率は8.6%となっている。
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