SoftBank Group傘下の米Sprint、HTC 5G Hubを5月31日に発売

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SoftBank Groupの子会社で米国の移動体通信事業者(MNO)であるSprintは台湾のHTC (宏達国際電子)製のモバイルスマートハブ「HTC 5G Hub」を2019年5月31日に発売すると発表した。

モバイルスマートハブと称する第5世代移動通信システム(5G)に対応したモバイル無線LANルータである。

Sprintが提供する5Gサービスを利用できる。

5Gの商用化当初はジョージア州アトランタ、テキサス州ダラス、テキサス州ヒューストン、ミズーリ州カンザスシティの一部が5Gの提供エリアとなる予定で、数週間後にイリノイ州シカゴ、カリフォルニア州ロサンゼルス、ニューヨーク州ニューヨーク市、アリゾナ州フェニックス、ワシントンD.C.の一部も5Gの提供エリアに追加する計画という。

5Gの通信方式としては標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入する。

周波数はサブ6GHz帯の2.5GHz帯を利用し、NR Bandはn41である。

NR方式で新たに規定されたBandではなく、既存のLTE Bandと同じ周波数範囲でNR Bandとして規定したLTE-refarming bandを利用したNR方式の商用化はSprintが世界で初めてとなる見込み。

希望小売価格は600米ドル(約66,000円)に設定されている。

発売に先立ち2019年5月17日より事前予約の受け付けを開始している。

なお、HTCとしては初めての5Gに対応した携帯端末がHTC 5G Hubとなり、複数の移動体通信事業者にHTC 5G Hubを納入するが、Sprintが世界で最初にHTC 5G Hubを発売する移動体通信事業者となる可能性がある。

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