低価格スマホ向けQualcomm 215 Mobile Platformを発表
- 2019年07月15日
- その他モバイル端末
米国のQualcommの完全子会社で米国のQualcomm Technologiesは携帯端末向けチップセット「Qualcomm 215 Mobile Platform (QM215)」を発表した。
低価格帯のスマートフォンをターゲットとしたチップセットである。
プロセスルールは28nmプロセス技術を採用している。
CPUは64bit対応のARM Cortex-A53となり、クアッドコアで動作周波数は1.3GHzとなっている。
GPUはQualcomm Adreno 308 GPUを搭載する。
ディスプレイの解像度は最大で720*1560に対応し、HD+クラスの解像度となる。
カメラの画素数はシングルカメラで最大1300万画素、デュアルカメラで最大800万画素である。
動画撮影は1080pで30fpsまで対応している。
デュアルカメラを用いた光学ズームや深度測定の実現のためにデュアルISPを備える。
通信モデムはQualcomm Snapdragon X5 LTE modemが統合されている。
通信方式はLTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応する。
LTE UE Category 4およびキャリアアグリゲーション(CA)に対応し、通信速度は下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsとなる。
LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)およびEVS (Enhanced Voice Services)を利用できる。
EVSは広い音声周波数帯域に対応する音声コーデックで、従来のVoLTEより高音質な音声通話を実現できるためUltra HD Voiceとも呼ばれる。
デュアルSIMおよびデュアルVoLTE (DSDV)にも対応している。
Bluetooth 4.2、無線LAN IEEE 802.11b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、NFCも利用できる。
急速充電にも対応しており、Qualcomm Quick Charge 1.0 technologyに準拠した急速充電となる。
Qualcomm 215 Mobile Platformを搭載したスマートフォンはベトナムのVinsmart research and manufactureなどが2019年後半に発売する予定である。
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