中国向けにHUAWEI 5G CPE Pro (H112-372)を発表
- 2019年07月26日
- その他モバイル端末
中国のHuawei Technologies (華為技術)はNR/LTE端末「HUAWEI 5G CPE Pro (H112-372)」を中国向けに発表した。
第5世代移動通信システム(5G)に対応したCustomer Premises Equipment (顧客構内設備:CPE)と呼ばれる据置型無線LANルータである。
通信モデムはHuawei Technologiesの完全子会社で中国のHiSilicon Technologies (深圳市海思半導体)が開発したHiSilicon Balong 5000を搭載する。
通信方式はNR (TDD) 4500(n79)/3700(n77)/ 3500(n78)/2500(n41) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/1800(B3)/ 1500(B32)/900(B8)/850(B5)/ 800(B18/B19/B20)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3700(B43)/3500(B42)/ 2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/2000(B34)/1900(B39) MHzに対応している。
NR方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定された通信方式で、NR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されており、HUAWEI 5G CPE Proではスタンドアローンとノンスタンドアローンの両方を利用できる。
通信速度はNR方式で下り最大2.33Gbps/上り最大1.25Gbpsとなり、LTE方式はLTE DL Category 19およびLTE UE Category 13に対応し、下り最大1.6Gbps/上り最大150Mbpsとなる。
なお、実際の通信速度は通信事業者が運用する帯域幅、上下比率、速度制御などによって異なる。
SIMカードはシングルSIMで、サイズはNano SIM (4FF)サイズである。
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)にも対応している。
カラーバリエーションは白色の1色展開となる。
中国における具体的な発売時期や価格などは改めて発表される予定である。
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