長江和記実業が通信事業を組織再編、新会社を設立
- 2019年08月07日
- 海外携帯電話
香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のCK Hutchison Holdings (長江和記実業)は通信事業の組織再編を行い、新会社として完全子会社で英領ケイマン諸島のCK Hutchison Group Telecom Holdingsを設立したと明らかにした。
2019年第2四半期の業績発表に合わせて明らかにしており、2019年7月にCK Hutchison Group Telecom Holdingsを設立したという。
CK Hutchison Holdingsの欧州における通信事業および子会社で英領ケイマン諸島のHutchison Telecommunications Hong Kong Holdings (和記電訊香港控股:HTHKH)が担当する事業をCK Hutchison Group Telecom Holdingsの傘下に移し、CK Hutchison Group Telecom Holdingsが通信事業を統括する。
欧州では子会社を通じて英国、アイルランド、スウェーデン、デンマーク、オーストリア、イタリアで移動体通信事業を展開しており、英国ではHutchison 3G UK、アイルランドではThree Ireland (Hutchison)、スウェーデンではHi3G Access、デンマークではHi3G Denmark、オーストリアではHutchison Drei Austria、イタリアではWind Treを通じて移動体通信事業を手掛ける。
CK Hutchison Group Telecom Holdingsによる持分比率はHutchison 3G UKが100%、Three Ireland (Hutchison)が100%、Hi3G Accessが60%、Hi3G Denmarkが60%、Hutchison Drei Austriaが100%、Wind Treが100%となっている。
また、Hutchison Telecommunications Hong Kong Holdingsは香港特別行政区およびマカオ特別行政区で完全子会社を通じて移動体通信事業を展開しており、香港特別行政区ではHutchison Telephone (和記電話)、マカオ特別行政区ではHutchison – Telefone (Macau) (和記電話(澳門))が移動体通信事業を行う。
Hutchison Telecommunications Hong Kong Holdingsに対するCK Hutchison Group Telecom Holdingsの持分比率は66%である。
通信事業でもCK Hutchison Holdingsの完全子会社で香港特別行政区のHutchison Asia Telecommunications (和記亜州電訊)が担当する事業、子会社で豪州のHutchison Telecommunications (Australia)が担当する事業はCK Hutchison Group Telecom Holdingsの傘下に移さない。
Hutchison Asia Telecommunicationsはベトナム、インドネシア、スリランカで子会社または関連会社を通じて移動体通信事業を展開している。
ベトナムではVietnamobile Telecommunications、インドネシアではHutchison 3 Indonesia、スリランカではHutchison Telecommunications Lankaが移動体通信事業を手掛け、Hutchison Asia Telecommunicationsによる持分比率はVietnamobile Telecommunicationsが49%、Hutchison 3 Indonesiaが65%、Hutchison Telecommunications Lankaが85%となっている。
また、Hutchison Telecommunications (Australia)は関連会社のVodafone Hutchison Australiaを通じて豪州で移動体通信事業を行う。
Hutchison Telecommunications (Australia)に対するCK Hutchison Holdingsの持分比率は88%で、Vodafone Hutchison Australiaに対するHutchison Telecommunications (Australia)の持分比率は44%である。
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