中国電信が2019年上半期の業績を発表
- 2019年09月10日
- 海外携帯電話
中国の国有企業で同国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)は2019年上半期の業績を発表した。
2019年上半期の連結売上高は前年同期比1.3%減の1,940億8,800万人民元(約2兆9,235億円)、EBITDAは前年同期比13.3%増の632億8,700万人民元(約9,533億円)、EBITDAマージンは前年同期比3.2ポイント増の34.7%、当期純利益は前年同期比2.5%増の139億900万人民元(約2,095億円)となった。
前年同期比で減収増益を記録したことになる。
また、2019年上半期終了時点の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は3億2,348万件である。
LTE方式を利用できる第4世代移動通信システム(4G)契約は2億6,614万件に達した。
移動体通信サービスの加入件数のうち4G契約の加入率は82.3%となる。
2019年上半期の純増減数も公表されており、移動体通信サービス全体では2,048万件の純増、そのうち4G契約は2,371万件の純増となった。
2019年上半期の利用実績は総データ通信量が前年同期比102.2%増の10,896kTB、月間平均データ通信量は前年同期比62.2%増の7.3GBである。
データ通信の需要が大幅に増大したことが分かる。
China Telecomは第5世代移動通信システム(5G)の試験用に周波数の割当を受けており、中国の各都市で3.5GHz帯の100MHz幅を利用して5Gの試験を進めている。
2019年下半期のうちに5Gを商用化する見通し。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用し、NR Bandとしてはn78を採用する。
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