中国聯通が5Gのエリアを公開
- 2019年08月23日
- 海外携帯電話
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)は第5世代移動通信システム(5G)サービスの商用化に先立ち5Gサービスの提供エリアを公開した。
5Gサービスは商用化していないが、5G体験庁として5Gサービスを体験できる営業庁を中国の各都市に設置し、さらに5G体験包として特定の5Gサービスに対応したスマートフォンを利用する回線に限定して1ヶ月あたり100GBのデータ通信を付与するプロモーションを実施するなど、5Gサービスを体験できる機会を拡大している。
5Gサービスに対応したスマートフォンの取り扱いを開始し、同時に5G体験包の提供も開始したため、5Gサービスを利用できる場所を確認できるよう5Gサービスの提供エリアを公表したという。
早ければ2019年第3四半期中にも5Gサービスを商用化する見込み。
なお、China United Network Communicationsは同社の親会社で中国のChina United Network Communications Group (中国聯合網絡通信集団)が交付を受けた5Gサービスの商用免許と周波数を利用して5Gサービスを提供する予定である。
China United Network Communications Groupは中国の政府機関で電気通信分野の規制を担う工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)より2019年6月6日付けで5Gサービスの商用免許となる第五代数字蜂窩移動通信業務の運営を承認する基礎電信業務経営許可証を取得した。
また、5G向け周波数としては3.5GHz帯の100MHz幅の割当を受けている。
具体的な周波数範囲は3500.0~3600.0 MHzとなる。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用し、NR Bandはn78で確定している。
NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されており、China United Network Communicationsはノンスタンドアローンを導入する。
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