ベトナムのAsanzoが事業停止、過去にはスマホも投入
- 2019年09月03日
- 海外携帯電話
ベトナムのAsanzo Groupは事業を停止したと発表した。
Asanzo Groupにはベトナムメディアの報道によって中国製の家電製品をベトナム製と装って販売した疑惑が浮上しており、ベトナムの関係する政府機関が調査に乗り出している。
すでに調査期間は70日に達したが、具体的な結果は出ていない。
調査期間中は多くの取扱店がAsanzo Groupの製品の取り扱いを中止するなど、Asanzo Groupは製品の販売が実質的に停止した状況となっている。
しかしながら、Asanzo Groupは調査期間中も事業活動を継続しており、1日あたり10億ベトナムドン(約458万円)の事業運営費が発生しているという。
製品をほぼ販売できない状況で事業運営費は完全に損失となる模様で、70日間の調査期間で損失は700億ベトナムドン(約3億2,067万円)に達し、さらなる損失の拡大を防ぐために、事業活動の停止を余儀なくされたと説明している。
製造工場を含めて原則としてほとんどの事業を停止したが、消費者の購入後の権利を確保する目的で、Asanzo Groupの製品を購入済みの消費者に対するサポートの提供に関連した事業のみ継続する。
Asanzo Groupの従業員に対してはAsanzo Groupの能力の範囲内で法律に従って従業員の権利を保護するという。
事業の停止は恒久的ではなく一時的と説明しているが、調査が終了する時期は不明で、そもそも調査の結果も予測が困難な状況であり、事業を再開できる時期は不明である。
調査の結果次第では調査が終了しても事業の再開が難しくなる可能性も十分に考えられる。
Asanzo Groupはベトナム国内に家電製品の製造工場を保有し、ベトナム製の家電製品と主張しているが、ベトナムメディアが一部のテレビは中国製であると報じた。
Made in ChinaのラベルをMade in Vietnamに貼り替えたと指摘されており、政府機関が介入して大規模な調査が実施されている。
なお、Asanzo Groupにとって小規模ではあるが、ベトナム向けにスマートフォンを投入した実績がある。
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