東京アンテナ工事が葛飾区で地域BWA高度化方式の無線局免許を取得
- 2019年09月29日
- Regional BWA
東京都のTokyo Antena Kouji (東京アンテナ工事)は地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が電波利用ホームページに掲載した無線局免許状等情報から判明している。
Tokyo Antena Koujiは2019年9月20日付けで地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得した。
55局の無線局免許を取得しており、送受信所はすべて東京都葛飾区である。
監視制御所は埼玉県さいたま市大宮区であるため、Wireless City Planning (WCP)のコア設備を利用することが分かる。
また、Wireless City Planningのコア設備であるため、通信方式はWireless City Planningと同様にAXGP方式を採用する。
地域BWAは制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式の導入が認められた。
地域BWAの高度化方式としてはLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)を運用できる。
周波数は2.5GHz帯の20MHz幅を使用するため、地域BWAの高度化方式は事実上のLTE (TDD)方式のBand 41となる。
なお、Tokyo Antena Koujiは東京都葛飾区東新小岩に本社を置く企業である。
地域BWAの高度化方式の無線局免許の取得に先立ち、葛飾区が実施した地域BWAに係る協定を締結する事業者の募集に応募し、葛飾区の業者選定委員会より最優秀提案事業者に選定されていた。
Tokyo Antena Koujiと葛飾区は協定内容の合意を図り、2019年5月30日に地域BWAの整備に関する協定を締結した。
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