ニュージーランドのSpark NZが5Gサービスを開始、Dense Airと協力
- 2019年10月02日
- 海外携帯電話
ニュージーランドの移動体通信事業者(MNO)であるSpark New Zealandは第5世代移動通信システム(5G)サービスを開始した。
まずはセントラル・オタゴ地方のアレクサンドラで5Gサービスを提供している。
固定通信用途で限定的に5Gサービスを導入しており、初期の段階では招待された顧客のみが5Gサービスを利用できる。
2019年のクリスマスまでにほかの5都市でも5Gサービスを導入し、ほかの都市では2020年に5Gサービスを導入する予定である。
通信設備はフィンランドのNokiaから調達した。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。
周波数は2.5GHz帯を使用しており、NR Bandはn41となる。
Spark New Zealandが案内する通り、n41はすでに米国で導入されており、将来的にアジアでも広く導入される見込み。
なお、米国ではSoftBank Groupの子会社であるSprintがn41を採用している。
Spark New ZealandはニュージーランドのDense Air New Zealandと協力して5Gサービスを導入した。
Dense Air New Zealandは米国のAirspan Networksの子会社である英国のDense Airのニュージーランド法人となり、ニュージーランドで2.5GHz帯および2.6GHz帯を保有する。
carrier of carrierと称して既存の移動体通信事業者に対する卸売専業の移動体通信事業者として機能し、既存の移動体通信事業者(MNO)とは競合せずに協力関係を築くという。
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