豪州のTelstra、2024年6月に3Gサービスを終了
- 2019年10月09日
- 海外携帯電話
豪州最大手の移動体通信事業者(MNO)であるTelstraは第3世代移動通信システム(3G)を2024年6月に終了すると発表した。
Telstraは2006年にNextGとしてW-CDMA方式で3Gサービスを開始したが、2024年6月に終了する計画である。
3Gサービスからの移行のための時間を十分に確保するため4年以上も前に3Gサービスの終了を告知したと説明している。
Telstraは継続的に同社のネットワークを最新技術にアップグレードできるよう努めているという。
2016年12月には第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式を終了しており、GSM方式で利用していた周波数は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に転用し、LTE方式の高速化などネットワークの強化を図った。
W-CDMA方式で利用する周波数は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に転用する予定である。
NR方式は3.5GHz帯のみを利用しているが、W-CDMA方式で利用する850MHz帯をNR方式に転用することで、NR方式のカバレッジの大幅な拡大が期待できる。
なお、一部の地域ではW-CDMA方式の終了を待たずに、W-CDMA方式で利用する周波数の一部を先行してNR方式に転用する模様で、850MHz帯でもNR方式の運用を開始する見通し。
NR Bandは導入済みの3.5GHz帯がn78で、850MHz帯がn5となる。
将来的には高トラヒックエリアではNR方式で26GHz帯または28GHz帯の利用も開始する予定である。
Telstraは2019年5月にNR方式を商用化しており、大洋州で最初にNR方式を導入した移動体通信事業者となった。
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