韓国のLG Uplusが中国電信と戦略的提携、5Gなどで協力へ
- 2019年10月23日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるLG Uplus (LG U+)は中国の移動体通信事業者であるChina Telecom (中国電信)と戦略的提携を締結したと発表した。
LG Uplusは中国の首都・北京市に位置するChina Telecomの本社でChina Telecomと戦略的提携を締結したという。
戦略的提携では第5世代移動通信システム(5G)を中心として様々な分野で全方位的に協力関係を強化する計画である。
まずはLG Uplusが5GのコンテンツおよびソリューションをChina Telecomに提供する。
LG Uplusが5Gサービス向けに開発したXRコンテンツをChina Telecomに提供するほか、XRコンテンツの共同制作なども推進するという。
また、マルチビューやタイムスライスなど5Gサービスを活用したソリューションおよび技術分野でも協力を行う。
5Gのほかにデータローミング、IoT、eSIMプラットフォームなどの分野でも協力する計画である。
LG Uplusは5Gのコンテンツおよびソリューションを輸出するための専門組織を最高経営責任者(CEO)直属で新設し、国際展開の強化を図っている。
China Telecomとは2019年7月に最初の協議を開始しており、役員や実務者が10回以上にわたり会談し、戦略的提携の締結に至った。
LG Uplusにとって5Gのコンテンツおよびソリューションを韓国国外の移動体通信事業者に提供する事例は初めてである。
多くの国際的な移動体通信事業者がLG Uplusの5Gに関心を示しており、2019年4月から2019年10月までに米国のAT&TおよびT-Mobile US、英国のVodafone、日本のKDDI、フィンランドのElisaなど世界の20社以上の移動体通信事業者の関係者がLG Uplusを訪問したという。
China Telecomは5Gサービスを商用化していないが、5Gサービスの商用化に向けて中国の移動体通信事業者であるChina United Network Communications (中国聯合網絡通信:China Unicom)と共同で5Gネットワークの整備を進めている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。