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中国電信が2019年Q3の業績を発表



中国の国有企業で同国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)は2019年第3四半期の業績を発表した。

2019年9月30日に終了した9ヶ月間の連結売上高は前年同期比0.8%減の2,828億2,600万人民元(約4兆3,594億円)、EBITDAは前年同期比13.8%増の919億7,300万人民元(約1兆4,176億円)、EBITDAマージンは33.9%、株主に帰属する当期純利益は前年同期比3.4%減の183億8,900万人民元(約2,834億円)となった。

前年同期比で減収減益を記録したことになる。

2019年9月30日時点の事業データも公開されている。

移動体通信サービスの加入件数は3億3,043万件となった。

移動体通信サービスの加入件数のうち、LTE方式を利用できる第4世代移動通信システム(4G)契約は2億7,537万件に達した。

そのため、移動体通信サービスの加入件数のうち4G契約の加入率は83.3%となり、4G契約の加入率は上昇している。

2019年9月30日に終了した9ヶ月間の純増減数も公表されている。

移動体通信サービス全体では2,743万件の純増となり、4G契約のみでは3,294万件の純増となった。

既存のChina Telecomの回線を4G契約にアップグレードする動きも進んでおり、4G契約のみの純増数は移動体通信サービス全体の純増数を上回った。

また、2019年9月30日に終了した9ヶ月間の利用実績は総データ通信量が17,368.9kTB、月間平均データ通信量は7.6GBに達した。

データ通信の需要は高まる傾向が続いている。

総音声通話時間は6,185億7,000万分となった。

2019年9月30日に終了した9ヶ月間の主な取り組みとして第5世代移動通信システム(5G)の商用化に向けた準備が挙げられる。

すでに5Gネットワークの構築を進めており、China Telecomの一部の小売店では5Gを体験できる機会を提供している。

中国の移動体通信事業者であるChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)とは5Gネットワークの共同開発で合意しており、China TelecomとChina United Network Communicationsが分担して中国全土で1つの5Gネットワークを構築する計画である。

5Gの商用化に先立ち5Gに対応したスマートフォンの取り扱いを開始しており、2019年10月31日には5Gを商用化した。

China Telecom

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