ユニバーサルサービス料を改定、2020年1月利用分から2円に
- 2019年11月20日
- docomo-総合, KDDI-総合, SoftBank-総合, Y!mobile
NTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)、SoftBankおよびWILLCOM OKINAWA (ウィルコム沖縄)などはユニバーサルサービス料を改定すると発表した。
電気通信事業法に定められたユニバーサルサービス制度の番号単価の改定に伴い、2020年1月利用分(2020年2月請求分)からユニバーサルサービス料を改定する。
2019年12月利用分までの改定前のユニバーサルサービス料は1の電話番号あたり月額3円であるが、改定後の2020年1月利用分からは月額2円に値下げされる。
ただ、SoftBankが提供するプリペイド携帯電話のシンプルスタイルの場合、1回のリチャージにつき発生するユニバーサルサービス料は改定前の8円および16円から7円および14円となる。
シンプルスタイルでは月額料金ではなくリチャージの回数に応じてユニバーサルサービス料の負担を求めている。
具体的には無料チャージ付きシンプルスタイルプランで4,000円または5,000円付きプランを契約した場合は8円から7円、10,000円付きプランを契約した場合は16円から14円に改定する。
なお、ユニバーサルサービス制度はNippon Telegraph and Telephone West Corporation (西日本電信電話:NTT西日本)およびNippon Telegraph and Telephone East Corporation (東日本電信電話:NTT東日本)による加入電話、公衆電話、緊急通報を含めたユニバーサルサービスの提供の確保に必要な費用の一部を通信事業者全体で電話番号数に応じて負担する制度である。
NTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBankおよびWILLCOM OKINAWAなどは一般社団法人 電気通信事業者協会(Telecommunications Carriers Association:TCA)が公表した番号単価をユニバーサルサービス料として、契約者に利用する電話番号数に応じて負担を求めている。
番号単価は一般社団法人 電気通信事業者協会によって半年に1回のペースで見直しが行われる。
そのため、少なくとも2020年6月利用分までは2020年1月利用分と同額のユニバーサルサービス料が適用されることになる。
ユニバーサルサービス料の負担は070、080、090から始まる電話番号の契約者が対象となり、M2M等専用番号の020から始まる電話番号は対象外である。
各社のユニバーサルサービス料の対象となるサービスや契約など詳細は各社の公式ウェブサイトで案内しており、ユニバーサルサービス制度の詳細や番号単価の算出に関しては一般社団法人 電気通信事業者協会の公式ウェブサイトで確認できる。
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