楽天モバイル向けSIMフリーGalaxy Note10+はドコモのB19とauのB18に両対応

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Rakuten Mobile (楽天モバイル)は韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Galaxy Note10+ (SM-N975C)」の詳細なスペックを公開した。

これにより、通信方式および対応周波数が判明しており、LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/1800(B3)/ 1700(B4)/1500(B21)/800(B18/B19/B20)/ 700(B12/B13/B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2600(B38)/ 2500(B41)/2300(B40)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/850(V)/800(VI/XIX) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。

日本向けのSamsung Galaxy Note10+としてはNTT DOCOMO向けのGalaxy Note10+ SC-01Mとauを展開するKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けのGalaxy Note10+ SCV45がすでに発売されている。

米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission：以下、FCC)で公開された情報よりGalaxy Note10+ SC-01MとGalaxy Note10+ SCV45は電気的に共通であることが判明しており、Galaxy Note10+ (SM-N975C)も同様と思われる。

ただ、Galaxy Note10+ SC-01MとGalaxy Note10+ SCV45は総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)の工事設計認証は個別に取得しており、LTE方式の800MHz帯はソフトウェアの制御によって販売元の移動体通信事業者が運用するLTE Bandのみ対応する。

具体的にはGalaxy Note10+ SC-01MではNTT DOCOMOが運用するBand 19のみ、Galaxy Note10+ SCV45ではKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが運用するBand 18のみ利用できる。

電気的に共通ながらソフトウェアの制御によってGalaxy Note10+ SC-01MではBand 18、Galaxy Note10+ SCV45ではBand 19を無効化したと考えられる。

しかし、Rakuten Mobileが取り扱うGalaxy Note10+ (SM-N975C)はBand 18とBand 19の両方に対応する。

また、Galaxy Note10+ SCV45では非対応としたNTT DOCOMOが運用するLTE方式の1.5GHz帯のBand 21にも対応することが分かる。

Rakuten Mobileが移動体通信事業者(MNO)として提供する楽天回線ではローミングでKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneのネットワークを利用するほか、仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供するドコモ回線とau回線でのセット販売を行う。

そのため、NTT DOCOMOのネットワークを利用したドコモ回線、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneのネットワークを利用したau回線でも十分に利用できるようBand 18およびBand 19の両方が有効な状態で発売すると考えられる。

Rakuten Mobileで取り扱うスマートフォンはSIMロックフリーとなるため、Rakuten Mobileにまったく興味がなくとも、仮想移動体通信事業者を含めてNTT DOCOMOとauのSIMカードを入れ替えて使う場合は悪くない選択肢になると思われる。

参考までに、Rakuten Mobileが取り扱うGalaxy S10 (SM-G973C)もBand 18およびBand 19の両方を利用できる。

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