レバノンの携帯電話事業者Alfa、トリポリの店舗を無期限閉鎖
- 2019年11月28日
- 海外携帯電話
レバノンの移動体通信事業者(MNO)でAlfaブランドを展開するMobile Interim Company 1 (MIC1)は北レバノン県の県都でレバノン第2の都市・トリポリ(タラーブルス)のAlfa storeを無期限で閉鎖すると発表した。
Mobile Interim Company 1はAlfaブランドを冠した小売店をAlfa storeとしてレバノン全土で展開しており、トリポリでは2店舗のAlfa storeを運営している。
ただ、レバノン各地ではレバノン政府に対する抗議行動が起きており、特にトリポリではMobile Interim Company 1の従業員も被害を受けたという。
Mobile Interim Company 1は従業員の安全が確保されるまでトリポリのAlfa storeを閉鎖する決定を下す義務を負っているとして、新たな通知があるまでトリポリに位置する2店舗のAlfa storeを無期限で閉鎖する。
また、Mobile Interim Company 1は公式声明を通じて、最も困難な状況でも顧客にサービスの提供を継続することを約束し、平和的な表現の自由を支持するが、従業員の尊厳と安全を損なう行動は決して受け入れないとの立場を示した。
Mobile Interim Company 1の従業員が受けた具体的な被害の状況こそ明らかにしていないが、トリポリで発生した事案が2度と起こることがないよう求めるとともに、必要に応じて予防措置や法的措置を講じる方針とのことである。
レバノンでは移動体通信事業者は国有企業のみで、レバノンの政府機関で電気通信分野の規制を司る電気通信省(Ministry of Telecommunications)と管理契約を締結した企業が国有の移動体通信事業者を管理する形態を採用する。
Mobile Interim Company 1も国有企業で、エジプトのOrascom Investment Holding (OIH)が電気通信省と管理契約を締結しており、Orascom Investment Holdingの子会社でレバノンのOrascom Telecom Lebanonを通じてMobile Interim Company 1の管理を行う。
そのため、Mobile Interim Company 1はAlfa Managed by Orascom Telecomとして展開している。
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