オランダのVodafone Nederland、1月1日に3Gの停波を開始
- 2019年12月06日
- 海外携帯電話
オランダの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Libertelは第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式を2020年1月1日より停波すると明らかにした。
Vodafone Libertelは2017年12月にW-CDMA方式の停波を2020年1月に開始する予定と告知していたが、予定通りにW-CDMA方式の停波を行うことになり、W-CDMA方式を停波する具体的な日付も2020年1月1日になると公表した。
W-CDMA方式では2.1GHz帯を使用しているが、2.1GHz帯をLTE方式に転用してLTE方式によるサービスを強化する方針を示している。
2020年1月1日よりW-CDMA方式を停波したエリアからLTE方式のアップグレードを順次実施するという。
なお、2020年1月1日以降はLTE方式とGSM方式の運用を継続する。
GSM方式でも音声通話、SMS、データ通信は利用できるが、通信速度は低速で満足に利用できない可能性があるため、LTE方式への移行を促している。
LTE方式を利用するためにはLTE方式に対応した端末とSIMカードが必要となる。
Vodafone LibertelがLTE方式を導入した2013年より前に発売した端末を利用している場合や2009年頃より1度もSIMカードを交換していない場合は、端末とSIMカードのいずれかまたは両方がLTE方式に対応していない可能性があるため、確認するよう求めている。
SIMカードの交換は無料で受け付ける。
Vodafone LibertelはオランダのVodafoneZiggo Group Holdingの完全子会社である。
VodafoneZiggo Group Holdingは英国のVodafone Groupの子会社でオランダのVodafone International Holdingsと英国のLiberty Globalの子会社でオランダのLiberty Global Europe Holdingの経営統合によって誕生し、持分比率はVodafone GroupとLiberty Globalがそれぞれ50%ずつである。
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