サウジアラビアのZain KSAが5G網整備の第1段階を完了、世界3位の規模に
- 2019年12月11日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)でZainブランドを展開するMobile Telecommunication Company Saudi Arabia (MTCSA)は第5世代移動通信システム(5G)のネットワークの整備に関して第1段階を完了したと発表した。
Mobile Telecommunication Company Saudi Arabiaはサウジアラビアの首都・リヤドの位置するHilton Riyadh Hotel & Residencesで式典を開催し、5Gネットワークの整備の第1段階が完了したことを祝福したという。
式典にはMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaの幹部やサウジアラビア政府の幹部も出席したことが明らかにされている。
Mobile Telecommunication Company Saudi Arabiaは2019年10月5日に5Gサービスを商用化しており、サウジアラビア全土の27都市で2,600局の基地局を通じて5Gサービスを提供している。
携帯通信用途と固定通信用途の両方で5Gサービスを提供しており、5Gサービスに対応した端末としては韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製および中国のZTE (中興通訊)製のスマートフォン、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のモバイル無線LANルータと据置型無線LANルータを取り扱う。
また、5Gサービスに対応したプランはポストペイドとプリペイド向けに音声通話とデータ通信のパッケージ、ポストペイド向けにデータ通信のみのパッケージを提供するなど様々なプランを用意する。
サウジアラビアの移動体通信事業者としてはSaudi Telecom Company (STC)が最初に5Gサービスを商用化したが、Mobile Telecommunication Company Saudi Arabiaの説明によるとSaudi Telecom Companyよりも広いカバレッジを実現した模様で、5Gネットワークのカバレッジの規模は世界で3番目、サウジアラビアはもちろんのことEMEAと称される欧州、中東、アフリカ地域では最大の規模になるという。
なお、Mobile Telecommunication Company Saudi ArabiaはクウェートのMobile Telecommunications Company (MTC)の子会社で、Mobile Telecommunications Companyは2019年6月15日にクウェートで5Gサービスを商用化している。
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