オランダのVodafone Nederland、2月4日に3Gサービスを終了
- 2019年12月12日
- 海外携帯電話
オランダの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Libertelは第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式による3Gサービスを2020年2月4日に提供を終了すると発表した。
当初は2020年1月1日に3Gサービスを終了する計画を明らかにしていたが、最終的に2020年2月4日に3Gサービスを終了することに決定したという。
Vodafone Libertelは2013年8月に第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式による4Gサービスの提供を開始しており、それ以降は2017年秋に4Gサービスを利用できない携帯端末の販売を終了し、2017年12月には2020年1月に3Gサービスを終了する計画を発表するなど、4Gサービスへの移行を促進してきた。
2020年1月1日より段階的にW-CDMA方式のネットワークの停波を進め、2020年2月4日には完全に停波を終了し、それに伴い3Gサービスの提供も終了する。
W-CDMA方式は2.1GHz帯で運用しており、W-CDMA方式のネットワークを停波後は2.1GHz帯をLTE方式に転用することが決まってる。
Vodafone Libertelは第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式も運用しているが、W-CDMA方式のネットワークを停波後もGSM方式のネットワークは運用を継続する計画である。
そのため、3Gサービスの提供を終了後に4Gサービスを利用できない携帯端末とSIMカードを利用している場合はGSM方式による2Gサービスを利用できる。
ただ、2Gサービスでは音声通話の品質やデータ通信の通信速度が低下するため、Vodafone Libertelとしては4Gサービスへの移行を促している。
なお、Vodafone LibertelはオランダのVodafoneZiggo Group Holdingの完全子会社である。
VodafoneZiggo Group Holdingは英国のVodafone Groupの子会社でオランダのVodafone International Holdingsと英国のLiberty Globalの子会社でオランダのLiberty Global Europe Holdingの経営統合によって誕生した。
持分比率はVodafone GroupとLiberty Globalがそれぞれ50%ずつとなっている。
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