楽天モバイルが京都市中京区で開設した基地局をすべて特定
- 2019年12月13日
- Rakuten-総合, Report
Rakuten Mobile (楽天モバイル)が京都府京都市中京区で開設した基地局をすべて特定できたと思われるので紹介してみる。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運営する電波利用ホームページで2019年12月12日までに反映された情報によると、Rakuten Mobileは中京区で3局の無線局免許を取得している。
いずれもLTE方式の1.8GHz帯(Band 3)で、そのうち帯域幅が20MHz幅*2で電波を発射できる個別無線局は1局、5MHz幅*2で電波を発射できる包括免許局が2局となっている。
すでに円町駅付近でRakuten MobileのLTEネットワークの信号強度が強いことが確認できていたため、円町駅から探すことにした。
円町駅から直線距離で約130m程度とすぐ近くに位置する中京区西ノ京中御門東町93の施設にRakuten Mobileの基地局を確認できた。
施設の東側と西側にアンテナが設置されており、東側のアンテナは西大路通りから確認が可能で、西側のアンテナは施設の北側および西側の狭い通りから見やすい。
次に中京区西ノ京北小路町15の施設にRakuten Mobileの基地局を確認しており、施設の東側と西側にアンテナを設置している。
いずれのアンテナも三条通りから確認できるほか、東側のアンテナは天神通り、西側のアンテナは施設の西側の通りからも確認できる。
中京区西ノ京中御門東町93および中京区西ノ京北小路町15の施設に設置された基地局はすでに電波の送出を開始しており、帯域幅はいずれも5MHz幅*2である。
最後に河原町エリアの中京区寺町通錦小路上ル円福寺前町283と中京区御幸町通錦小路上ル船屋町394にまたがる施設にRakuten Mobileの基地局を確認できており、施設の東側と西側にアンテナを設置している。
東側のアンテナは楽天モバイル京都 新京極通り店の店内もカバーする。
施設の東側の寺町通りはアーケードで覆われており、東側のアンテナは寺町通りからアーケード越しに確認できるほか、楽天モバイル京都 新京極通り店からすぐ近くの新京極公園からは直接的に見ることができる。
西側のアンテナは御幸町通りからすぐ近くで見ることができるため、近くから見るには適している。
すでに電波の送出を開始しており、帯域幅は20MHz幅*2である。
包括免許局から個別無線局に切り替えた場合は、タイミングによって電波利用ホームページでは重複して掲載されることもあるが、中京区で確認できた3局のうち帯域幅が20MHz幅*2の個別無線局が1局、5MHz幅*2の包括免許局が1局となり、電波利用ホームページで公開された情報と一致するため、重複していない可能性が高い。
京都市は厳しい景観条例を運用していることから、いずれの基地局もアンテナとポールはすべて背景と一体化する配色で、壁面に沿うように設置している。
アンテナの背面には無線機を搭載しているが、無線機のデザインを隠すようにカバーを装着しており、そのカバーも背景と一体化するようアンテナと同じ色彩に塗装されている。
無線機のカバーは大阪府や東京都で見た基地局には確認できておらず、京都市の基地局のみ景観に配慮して採用したと思われる。
なお、楽天モバイル京都 新京極通り店の店内には屋内向け小型基地局が設置されており、2019年12月12日時点では電波を送出していなかったが、近いうちに電波の送出を開始する可能性がある。
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