総務省、通信障害が発生した楽天モバイルに対策を要請
- 2019年12月13日
- Rakuten-総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は通信障害が発生したRakuten Mobile (楽天モバイル)に対して電気通信役務の安定的かつ円滑な提供を確保するための対策を講じるよう要請したと発表した。
Rakuten Mobileは移動体通信事業者(MNO)として提供する楽天回線において、2019年12月10日に音声通話およびデータ通信が利用できないもしくは利用しづらくなる事象が発生していた。
Rakuten Mobileの発表では具体的な発生日時は2019年12月10日の8時30分頃から同日の11時15分頃まで、影響を受けたと想定される範囲は日本全国という。
総務省はRakuten Mobileの通信障害について、緊急通報を取り扱う音声伝送役務にも影響を与える事故であり、このような事故が発生することは利用者の利益を大きく阻害するとして、電気通信役務の安定的な提供を確保するために必要な措置を講じるよう2019年12月13日付けで要請を行った。
具体的な要請内容に関しては、電気通信設備または機能に対する過負荷試験などの実施、監視体制および監視方法の適切な構築、利用者に対する適時かつ適切な周知方策の措置などを要請し、それぞれ講じた具体的措置の内容を報告するよう求めている。
なお、Rakuten Mobileの楽天回線は正式な商用化に至っておらず、2019年10月より開始した無料サポータープログラムの当選者のみ利用できる。
無料サポータープログラムは対象者を東京都特別区(東京23区)、愛知県名古屋市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市に居住する5,000人に限定して無料で提供している。
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