経営不振のHTC、また人員削減を実施へ
- 2019年12月19日
- 海外携帯電話
台湾のHTC (宏達国際電子)は新たな人員削減を実施することが複数の台湾メディアの報道で分かった。
これまでにHTCは複数回にわたり人員削減を実施しているが、台湾メディアによるとHTCは新たな人員削減に踏み切るという。
HTCはスマートフォンを中心とした携帯端末事業およびVR (仮想現実)事業の発展のために人員削減を行うと説明した模様である。
人員削減の具体的な時期や規模および対象となる事業部門などに関しては明らかにされていない。
公式に確認された内容ではないが、時期は2020年1月まで、規模は100人程度との情報が出ている。
人員削減の背景はHTCが説明しなくとも明白である。
携帯端末事業で急成長を遂げたHTCであるが、その携帯端末事業の不振が影響して業績は大幅に悪化している。
携帯端末事業の厳しさが増す中で、VR事業を主力事業とすべく強化を推進しているが、携帯端末事業の不振を補える規模には達していない。
携帯端末事業の業績不振の影響で一部の製造施設の売却、一部の国と地域から撤退、一部の現地法人の解散など事業規模の縮小を余儀なくされている。
経営再建のためにコスト削減が求められるところで、人員削減は有効な手段とされている。
HTCは従業員数を事業規模の縮小に見合う数に削減すると思われる。
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