ベトナムのVingroup、VinProなどを閉鎖
- 2019年12月21日
- 海外携帯電話
Vingroupはスマートフォンを含めた携帯電話など電子機器の販売を行うVinProなど複数の小売事業を終了したことが分かった。
Vingroupは子会社のVinpro business and trading serviceを通じて2015年3月にVinProを立ち上げ、5年弱にわたりVinProを運営してきたが、Vingroupの事業再編に伴い2019年12月19日をもって閉鎖したと案内している。
VinProを運営するVinpro business and trading serviceは2019年12月中に解散する予定である。
また、Vinpro business and trading serviceは2018年8月にVienthongAとして携帯電話小売店を展開するベトナムのVien Thong A Import Export Trading Production Corporationを買収し、2018年11月にはVinpro business and trading serviceを存続会社、Vien Thong A Import Export Trading Production Corporationを消滅会社としてVinpro business and trading serviceとVien Thong A Import Export Trading Production Corporationを合併した。
2019年11月にはVienthongAの展開を終了してVinProに統合しており、VinProに先立ちVienthongAが消滅していた。
Vingroupは子会社のVincommerce General Commercial Servicesが2015年8月よりオンライン販売サイトのadayroi.comを運営してきたが、Vingroupの事業再編に伴い2019年12月20日をもって閉鎖し、サポートなど残された業務はVingroupの子会社であるVinIDが承継する。
なお、VinProはadayroi.comにも出店して電子機器の販売を行っていた。
一連の閉鎖に先立ち、Vingroupの子会社であるVincommerce General Commercial ServicesおよびVinEco Agricultural Investment Development and ProductionはベトナムのMasan Group Corporationの子会社であるMasan Consumer Holdingsと合併することが正式に発表されている。
Vingroupは合併後の新会社に資本参加するが、経営権はMasan Group Corporationが持つため、Vingroupは小売事業の経営からは撤退する。
Vincommerce General Commercial ServicesはVinMartやVinMart+の運営も展開しており、VinMartやVinMart+の運営はMasan Group Corporationの傘下で継続する方針である。
Vingroupは科学技術産業を新たな中核事業として成長させる方針で、小売事業はもはや優先事項ではないと判断して撤退することになった。
スマートフォンを中心とした携帯電話の開発や製造を行うVinsmart research and manufactureはVingroupの科学技術産業部門を牽引する中核的な子会社として事業規模の拡大を図る。
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