阪神電気鉄道、地域BWAなどを展開する加古川市のBAN-BANネットワークスを子会社化
- 2019年12月24日
- Regional BWA
Hanshin Electric Railway (阪神電気鉄道)はBAN-BAN Networksを子会社化したと発表した。
Hanshin Electric RailwayはBAN-BAN Networksの一部の既存の株主から株式を取得するとともに、第三者割当増資の引受によりBAN-BAN Networksを子会社化したという。
BAN-BAN Networksは兵庫県加古川市に本社を置くケーブルテレビ事業会社で、加古川市、高砂市、稲美町、播磨町を営業対象区域とする。
幹線伝送路の光化におるサービスの向上や加入者数の拡大などを目指している。
Hanshin Electric RailwayはBAN-BAN Networksの営業対象区域の近接エリアでBay Communications (Baycom)およびHimeji Cable TV (姫路ケーブルテレビ)のようなケーブルテレビ事業会社を傘下に所有しており、BAN-BAN Networksと連携してBay CommunicationsやHimeji Cable TVが保有する知見などを提供することで、各社のさらなる成長を図る狙いという。
なお、BAN-BAN NetworksはLTE (TDD)方式と高い互換性を確保した地域広帯域移動無線アクセスシステム(以下、地域BWA)の高度化方式を導入済みである。
加古川市で4局、高砂市で2局、稲美町と播磨町でそれぞれ1局ずつ地域BWAの高度化方式の基地局の免許を取得した。
これまでに、Hanshin Electric Railwayの子会社であるHanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング)、Bay Communications、Himeji Cable TV、ITEC HANKYU HANSHIN (アイテック阪急阪神)も地域BWAの高度化方式を導入しており、BAN-BAN Networksの子会社化によってHanshin Electric Railwayの子会社としては5社が地域BWAの高度化方式を展開することになる。
なお、BAN-BAN Networksは2017年3月24日に同社としては初めて地域BWAの高度化方式の基地局の免許を取得しており、当時より地域BWAの高度化方式の導入にあたりHanshin Cable Engineeringのコア設備に接続している。
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