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マカオの2019年11月の携帯電話加入件数を公表



マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を管轄する郵電局(Direccao dos Servicos de Correios e Telecomunicacoes)は2019年11月末における電気通信分野の統計資料を公開した。

携帯電話サービスの加入件数は2019年11月末で2,456,687件となり、前月末の2,262,205件から増加する結果となった。

マカオ特別行政区の人口は2019年9月末時点の統計情報ながら約676,100人であるため、おおよその単純計算の人口普及率は約363.36%となる。

ただ、マカオ特別行政区はSIMカードの自動販売機を通じてマカオ特別行政区境外からの訪問者でも容易にSIMカードを購入できる状況で、境外からの訪問者が短期利用の目的でSIMカードを購入し、離澳してアクティブに使われていない回線まで携帯電話サービスの加入件数には反映されていることから、人口普及率は無視して問題ない。

携帯電話サービスの加入件数は中長期的には月単位で増減を繰り返しており、加入件数の伸長はもはや頭打ちの状況である。

郵電局は携帯電話サービスの加入件数のうち、契約形態などの内訳も掲載している。

第2世代移動通信システム(2G)のポストペイド契約は0件、2Gのプリペイド契約は0件、第3世代移動通信システム(3G)のポストペイド契約は44,128件、3Gのプリペイド契約は36,034件、LTEのポストペイド契約は753,049件、LTEのプリペイド契約は1,623,476件である。

2GにはGSM方式、3GにはW-CDMA方式およびCDMA2000方式が含まれ、LTEはそのままLTE方式を指す。

統計資料ではLTE方式を第4世代移動通信システム(4G)と分類せずにLTEとして分類しているため、統計資料の記載通りにLTEと表記する。

すべての携帯電話サービスの加入件数のうち、支払方式別ではポストペイド契約は797,177件で約32.45%、プリペイド契約は1,659,510件で約67.55%となった。

通信方式別では2G契約は0件で0%、3G契約は80,162件で約3.26%、LTE契約は2,376,525件で約96.74%である。

なお、マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)はCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)、Hutchison – Telefone (Macau) (和記電話(澳門))、SmarTone – Comunicacoes Moveis (數碼通流動通訊(澳門))、China Telecom (Macau) (中國電信(澳門))の4社で、この4社が集計の対象となっている。

マカオ特別行政区では2019年12月22日より網絡安全法に基づきプリペイド契約でも実名登録が義務化された。

境外からの訪問者にとってSIMカードの利用に従来よりも手間が必要となり、さらにはローミングで利用できる境外のSIMカードも増えていることから、加入件数は徐々に減少傾向に転じる可能性がある。

郵電局

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