ギリシャのVodafone Greece、2022年末に3Gサービスを終了へ
- 2020年02月03日
- 海外携帯電話
ギリシャの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyは2022年末に第3世代移動通信システム(3G)のネットワークを停波する計画を明らかにした。
Vodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyは3GとしてW-CDMA方式を運用しているが、2022年末にW-CDMA方式のネットワークを停波する予定という。
W-CDMA方式で利用する周波数は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に転用し、LTE方式のネットワークを強化する計画である。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式の導入に向けて、基盤となるLTE方式の強化を進める方針を明確化している。
Vodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyは2017年1月頃からLTE方式に非対応の端末は新規販売を終了しており、W-CDMA方式のネットワークの停波を視野にLTE方式への移行を促進してきた。
LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)、Giga WiFi Callingとして提供するVoWiFi (Voice over Wi-Fi)も導入しており、着実にW-CDMA方式のネットワークを停波するための準備を進めているという。
Vodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyは第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式も運用しているが、GSM方式のネットワークの停波に関しては決定しておらず、先にW-CDMA方式のネットワークを停波することになる見込み。
なお、Vodafone-Panafon Hellenic Telecommunications Companyは英国のVodafone Groupの子会社で、Vodafone Groupによる持分比率は99.87%となっている。
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