丸紅ネットワークソリューションズ、フルMVNOサービスの提供を開始
- 2020年02月13日
- MVNO
Marubeni Corporation (丸紅)の完全子会社であるMarubeni Network Solutions (丸紅ネットワークソリューションズ)はフルMVNOとして無線通信サービスの提供を2020年2月より開始すると発表した。
これまで、Marubeni Network Solutionsは仮想移動体通信事業者(MVNO)としてNTT DOCOMOよりSIMカードの貸与を受けて無線通信サービスを提供してきたが、新たに加入者管理機能(HLR/HSS)をMarubeni Network Solutionsで保有してフルMVNOとして事業を展開する。
フルMVNOとして事業を行うことで自らSIMカードを発行できるほか、利用形態に応じた柔軟なサービスの設計が期待できる。
フルMVNOの具体的な活用用途としてはeSIMに対応したパソコンやタブレット向けの無線通信サービスの提供、空調や工作機械などIoT向け通信、訪日旅行者向けプリペイドSIMカードを活用したモバイルマーケティングなどを挙げている。
NTT DOCOMOの無線通信網を利用したフルMVNOはMarubeni Network Solutionsが日本で2番目になるという。
また、Marubeni Network Solutionsはローカル5Gの導入も検討しており、フルMVNOや従来から有する事業などと組み合わせて、業界特化型ソリューションの開発を進める方針を示している。
フルMVNOとしての事業ではMarubeni Network Solutionsが指定を受けた電気通信番号(International Mobile Subscription Identity:以下、IMSI)や発行者識別番号(Issuer Identification Number:以下、IIN)を使用することになるが、Marubeni Network Solutionsが使用するIMSIやIINはMarubeni Wireless Communications (丸紅無線通信)が取得していた。
Marubeni Network SolutionsとMarubeni Wireless Communicationsは2019年8月1日を効力発生日として合併し、Marubeni Network SolutionsはMarubeni Wireless Communicationsの権利義務全部を承継して存続し、Marubeni Wireless Communicationsは解散した。
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