KDDIおよび沖縄セルラー電話向けNokia製5G NR基地局が技適通過
- 2020年02月14日
- KDDI-総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明などを通過した機器の情報が更新された。
KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けのNR基地局「SCFDMA3700MHz(NA-128W-AEQV)」が2020年1月10日付けでTelecom Engineering Center (TELEC)を通過したことが分かった。
工事設計認証番号は001-A16270。
申請者はフィンランドのNokia Solutions and Networksの日本法人であるNokia Solutions and Networks Japanで、特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備である。
証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備は5G-NR(3.7GHz帯、4.5GHz帯)用基地局に該当するため、Nokiaが開発したNR方式の基地局と分かる。
周波数は3700~3800MHzの100MHz幅で認証を受けている。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが総務省より第5世代移動通信システム(5G)向けに割当を受けた3.7GHz帯の周波数と完全に一致するため、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けの基地局と考えられる。
なお、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは地域ごとに連携する1の者として5G向け周波数の3.7GHz帯および28GHz帯の割当を受けており、3.7GHz帯は4000~4100MHzの割当も受けている。
5Gの通信方式として標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入することが決定しており、2020年3月に5Gサービスを商用化する予定である。
5Gの主要な通信設備はNokia Solutions and Networksのほかに、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)およびスウェーデンのEricssonからも調達する。
なお、Telecom Engineering Centerは技術基準適合証明の事業を行う者として、総務大臣の登録を受けた登録証明機関である。
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