韓国版のGalaxy S20シリーズ3機種、ミリ波の5Gは対応せず
- 2020年02月15日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が発売するスマートフォン「Samsung Galaxy S20」、「Samsung Galaxy S20+」、「Samsung Galaxy S20 Ultra」の韓国版は第5世代移動通信システム(5G)のミリ波(mmWave)に非対応となることが分かった。
Samsung Galaxy S20、Samsung Galaxy S20+、Samsung Galaxy S20 Ultraには第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応した5G版と、NR方式に非対応のLTE版が存在するが、韓国ではいずれも5G版を発売する。
また、Samsung Galaxy S20の5G版はサブ6GHz帯のFR1のみに対応するが、Samsung Galaxy S20+およびSamsung Galaxy S20 Ultraの5G版はFR1とミリ波(mmWave)のFR2の両方に対応する場合がある。
Samsung Electronicsは各国の5Gネットワークの構築環境に応じてサブ6GHz帯とミリ波の両方を同時に対応する場合があると韓国向けに案内している。
韓国では2020年4月5日にFR1の3.5GHz帯で5Gサービスを商用化しており、2020年下半期以降にはFR2の28GHz帯も使用を開始する見込みであるが、韓国向けのSamsung Galaxy S20、Samsung Galaxy S20+、Samsung Galaxy S20 Ultraはいずれもミリ波には非対応となる模様である。
Samsung Electronicsの韓国向け公式ウェブサイトには韓国向けSamsung Galaxy S20、Samsung Galaxy S20+、Samsung Galaxy S20 Ultraの通信方式および対応周波数が公表されており、いずれもNR (TDD) 3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1900(B2/B25)/1800(B3)/ 1700(B4/B66)/900(B8)/ 850(B5)/800(B18/B19/B20/B26)/ 700(B12/B13/B28) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/ 1700(IV)/900(VIII)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzを利用できる。
NR方式は3.5GHz帯のn78のみに対応すると分かる。
また、韓国当局が規定した通信設備の種別では5G NR 이동통신용 무선설비의 기기(3.5GHz대역)(육상이동국의 송수신장치)に分類されており、直訳すると5G NR 移動通信用 無線設備の 機器(3.5GHz帯域)(陸上移動局の 送受信装置)となるため、この点からも3.5GHz帯のみに対応すると考えられる。
韓国では28GHz帯の使用を開始すると同時に28GHz帯のNR方式に対応したスマートフォンを発売する可能性が高い。
なお、韓国ではSamsung Galaxy S20は内蔵ストレージの容量が128GBで、Samsung Galaxy S20+およびSamsung Galaxy S20 Ultraは256GBを取り扱い、価格はSamsung Galaxy S20が1,248,500韓国ウォン(約116,000円)、Samsung Galaxy S20+が1,353,000韓国ウォン(約125,000円)、Samsung Galaxy S20 Ultraが1,595,000韓国ウォン(約148,000円)に設定されている。
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