T-Mobile USとSprintの合併条件を修正、4月1日に完了も
- 2020年02月23日
- SoftBank-総合, 海外携帯電話
ドイツのDeutsche Telekomの子会社で米国のT-Mobile USおよびSoftBank Groupの子会社で米国のSprintは合併条件の修正で合意したと発表した。
T-Mobile USとSprintの合併で新たなT-Mobile US (以下、新T-Mobile US)が誕生する予定であるが、SoftBank GroupがT-Mobile USとSprintの合併に伴い受領する新T-Mobile USの株式の一部を合併の完了後すぐに新T-Mobile USに引き渡すことで合意したという。
合併に合意した2018年4月から企業価値が変動しており、それを踏まえて合併条件を修正するに至った。
当初は新T-Mobile USに対する持分比率はDeutsche Telekomが約41.7%、SoftBank Groupが約27.4%となっていたが、修正後はDeutsche Telekomが約43%、SoftBank Groupが約24%となり、Deutsche Telekomの持分比率が上昇する一方で、SoftBank Groupは低下する。
すでにT-Mobile USとSprintの合併に必要なほとんどの関連当局などの承認を取得しており、早ければ2020年4月1日に合併の手続きを完了する予定と案内している。
新T-Mobile USは社名がT-Mobile USで、T-Mobileのブランド名を維持して事業を展開することが決まっている。
本社はワシントン州のベルビューに設置し、第2の本社をカンザス州のオーバーランドパークに設置する計画である。
T-Mobile USの完全子会社で米国のT-Mobile USAとSprintは米国の移動体通信事業者(MNO)であり、T-Mobile USAとSprintが保有する周波数を活用して通信網の強化を図る。
第5世代移動通信システム(5G)の整備ではT-Mobile USAが5GのNR方式を運用する39GHz帯、28GHz帯、600MHz帯、SprintがNR方式を運用する2.5GHz帯を組み合わせ、高速通信とカバレッジを両立した5Gネットワークの構築を目指す。
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