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インドにおける2019年12月の携帯電話加入件数が判明、Jioの急成長が止まる



インドの政府機関で電気通信分野の規制を管轄するインド電気通信規制庁(Telecom Regulatory Authority of India:TRAI)は2019年12月における電気通信分野の統計資料を公表した。

インドにおける2019年12月19日時点の移動体通信サービスの加入件数が明らかにされている。

移動体通信サービスの加入件数はアーバンエリアでは前月19日の約6億4,733万件から減少して約6億4,397万件、ルーラルエリアでは前月19日の約5億726万件からわずかに増加して約5億746万件となった。

アーバンエリアとルーラルエリアの合計は前月19日の約11億5,459万件から減少して約11億5,144万件である。

前月19日からは減少したが、月単位では増減を繰り返している状況で、中長期的には大きな変動はないと言える。

また、2019年12月末時点の移動体通信事業者(MNO)別の占有率も判明している。

1位がReliance Jio Infocomm Limitedで約32.14%、2位がVodafone Idea Limitedで約28.89%、3位がBharti Airtel Limitedで約28.43%、4位がBharat Sanchar Nigam Limited (BSNL)で約10.26%、5位がMahanagar Telephone Nigam Limited (MTNL)で約0.29%、6位がReliance Communications Ltdで約0.001%である。

すべての移動体通信事業者のうち国有企業が2社で約10.55%、ほかの民間企業が約89.45%となった。

国有企業はBharat Sanchar Nigam LimitedとMahanagar Telephone Nigam Limitedの2社で、それぞれ営業の対象区域が異なり、相互にローミングを受け入れている。

移動体通信事業者別で最大の純増はBharat Sanchar Nigam Limitedで427,089件、最大の純減はVodafone Idea Limitedの3,644,453件である。

Reliance Jio Infocomm Limitedは新規参入から1ヶ月あたり数百万件の大幅な純増が続き、長らく1ヶ月あたりの純増数ではインドで1位を維持してきた。

しかし、2019年12月は82,308件の純増にとどまり、Bharat Sanchar Nigam Limitedに次いで2位に転落した。

2019年12月にはインドの移動体通信事業者で大手3社に数えられるReliance Jio Infocomm Limited、Vodafone Idea Limited、Bharti Airtel Limitedが一斉に値上げに踏み切り、その影響でReliance Jio Infocomm Limitedの大幅な純増が止まったと考えられる。

Vodafone Idea Limitedは引き続き大幅な純減が続いている。

加入件数ではインド電気通信規制庁の統計では2019年11月に初めて1位となったReliance Jio Infocomm Limitedが1位を維持した。

インド電気通信規制庁

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