楽天モバイルが4月8日にMNOサービスを開始、13年ぶりの新規参入
- 2020年03月03日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は移動体通信事業者(MNO)として提供する携帯通信サービスを2020年4月8日に商用化すると明らかにした。
これまで、Rakuten MobileはNTT DOCOMOの通信設備を利用したドコモ回線、auを展開するKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)の通信設備を利用したau回線を仮想移動体通信事業者(MVNO)として展開してきた。
しかし、Rakuten Mobileは移動体通信事業者として新規参入する方針を固め、1.7GHz帯を使用した第4世代移動通信システム(4G)の基地局の開設計画を総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)に申請し、2018年4月9日に総務大臣がRakuten Mobileの開設計画を認定したため、Rakuten Mobileは移動体通信事業者として新規参入することが決まった。
開設計画では2019年10月に移動体通信事業者として携帯通信サービスを提供する計画を示していたが、基地局の整備の遅れなどを受けて事実上の延期を余儀なくされた。
移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスは楽天回線と呼称し、半年の延期を経て2020年4月8日に商用化することになった。
2020年4月8日の商用化時点では4GのLTE方式を導入し、周波数は1.7GHz帯を使用する。
Rakuten Mobileは第5世代移動通信システム(5G)向け周波数としてサブ6GHz帯の3.7GHz帯およびミリ波(mmWave)の28GHz帯の割当も受けており、2020年6月に5GのNR方式を導入する計画である。
なお、移動体通信事業者として提供する携帯電話事業者の新規参入は2007年3月31日に商用化したEMOBILE以来で13年ぶりとなる。
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