楽天モバイルとNEC、オープンRAN対応の5G無線機を国内で量産開始
- 2020年03月24日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)およびNEC Corporation (日本電気)はオープンRANに対応した第5世代移動通信システム(5G)用の基地局装置の無線子局(Radio Unit:RU)の量産を開始したと発表した。
Rakuten MobileとNEC Corporationが提携して開発を進めてきた5G用の無線子局で、NEC Corporationの完全子会社であるNEC Platformsの福島事業所で量産を開始しており、第1号機の出荷を完了したと案内している。
なお、NEC Platformsの福島事業所では従来より携帯電話向け基地局装置の製造などを手掛けており、Rakuten MobileとNEC Corporationが提携して開発した5G用の無線子局は日本国内で開発および製造されることになる。
5G用の無線子局は3.7GHz帯のNR方式に対応しており、NEC Corporationの技術と実績による高品質と、3.7GHz帯の超多素子アンテナを搭載しながら小型化、軽量化、低消費電力を実現したという。
Rakuten Mobileは5G用の無線子局を用いて東京エリアから5Gネットワークの構築を開始し、2020年6月に5Gサービスを商用化する計画である。
これまでに、Rakuten Mobileは2020年3月6日付けで総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)より東京都世田谷区および江東区において5G無線局免許の交付を受けたことが分かっている。
世田谷区および江東区で最初に5G用の無線子局を設置する見込み。
Rakuten Mobileは5Gサービスの商用化に先立ち2020年4月8日に移動体通信事業者(MNO)として商用化する計画で、まずは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入する。
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