docomo スマートフォン P-07Cレポート

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docomoの新製品内覧会で新製品を触ってきたので、この記事ではPanasonic Mobile Communicationsが開発・製造した「docomo スマートフォン P-07C (以下、P-07C)」について感じたことを簡単に書いておこうと思う。
P-07Cはどちらの手でも使いやすいUIを採用している。
画面ロック解除画面で、どちらの手で画面ロックを解除したかを判断する仕様となるようだ。
ホーム画面は5面あり、一番左の面はタッチスピードセレクターとなっている。
他の面では、通常のAndroid端末と同様である。


展示されていた端末はタッチパネルの感度やレスポンスは遅かったのであるが、開発段階の試作機と言うことなのでこの辺りは現時点で評価すべきではないでしょう。
P-07Cの特徴と言えば、フィットキーを搭載していることである。
キーボードを自由にカスタマイズすることが可能である。
カメラで撮影した画像をキーボードの背景にすることも出来る。
自分のMotorola ATRIX 4Gをキーボードの背景にするために撮影してみた。
この状態で保存を選択すると、キーボードの表示が設定される。

テンキー配列だけではなく、QWERTY配列でも設定は反映されている。

キーボードのデザインをカスタマイズすることは会場でもなかなかの評判だったようで、良い提案だと思う。
とりあえず、ブラウザを起動してみた。
まだ評価できる状態の端末ではないので評価は避けておくが、当ブログにアクセスしてユーザーエージェントを取得しておいた。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.3; ja-jp; P-07C Build/GRI40) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
ディスプレイは約4.3インチもあって解像度がFWVGA(480*854)なので、少し粗く感じた。

Quadrant Standard Editionで性能測定をしてみると、スコアは900～1000くらい。
OSとチップセットはL-07Cと同じであるが、L-07Cよりスコアは良かった。
Linpack for Androidで性能測定をしてみると、スコアは10～12程度だった。
こちらもL-07Cよりスコアは良かった。
NOTESは下記の通り。
1000.0MHz docomo/laputa/laputa:2.3.3/GRI40/20110507.201103:user/release-keys
コードネームはLaputaらしい。

システム情報もどうぞ。

P-07Cの背面。
展示されていた端末は、一次試作機らしい。
カメラ約510万画素で、動画撮影はVGA(640*480)となっている。

P-07Cでネットワークサーチを行うと、docomoと44020(SoftBank)のネットワークを検出した。
SIKMロック解除機能を搭載しているので、SIMロックを解除すればSoftBankのネットワークで使用できる可能性もある。

PanasonicにはカメラはLUMIX、テレビにはVIERAのブランドがあるが、P-07Cのカメラ機能やテレビ(ワンセグ)機能は標準的なものとなっており、特にブランドは冠していない。
FeliCaには非対応となっている。
P-07Cはdocomo STYLE seriesを使っているような層をターゲットにしているとのことであった。
Panasonic Mobile Communicationsのファースト・スマートフォンであるP-07Cのコンセプトは“マイ・ファースト・スマートフォン”であり、フィーチャーフォンユーザーが最初のスマートフォンとして乗り換えてくることを想定して開発したとのことだ。
そのため、AV機能はシンプルになっていたりするようである。
今後は、ハイスペックなスマートフォンを投入していきたいので楽しみにしておいてもらいたいとのことであった。
思い出したことがあれば、当記事に追記していく予定。